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銀⻭を⽩くしたい

TROUBLE 8

TROUBLE 8
銀⻭を⽩くしたい
銀歯について
銀歯および保険治療のクラウン

銀歯とは、保険適用の歯科治療で使われる被せ物(クラウン・インレー)で、金銀パラジウム合金やニッケルクロム合金で作られています。素材が銀だから「銀歯」と呼ばれるのではなく、単に銀色をしているためです。

保険治療では、歯の治療において「機能」に重点が置かれています。このため審美的にはどうあれ、差し歯や詰め物には丈夫で安価な合金が主として用いられてきました。

ただし、さすがに前歯の銀歯は目立つということで、保険治療でも前歯の4本と犬歯は「硬質レジン前装冠」という、内側が金属、外側が白い樹脂でできたクラウンが使えるようになっています。
そして2014年4月以降は、第一・第二小臼歯(犬歯より後ろの1・2本の歯)にも、「CAD/CAM冠(※)」という、樹脂にセラミックを混ぜた硬質樹脂のクラウンが使用できるようになりました。
なお、詰め物に関しては、保険ではレジンという白い樹脂が用いられます。

※CAD/CAM冠…樹脂のブロックから、コンピューター制御で削り出されるクラウン

銀歯のリスク

銀歯は、審美的にはともかく、強度や耐久性には優れた素材です。しかし、いくつか心配な点があります。

ひとつは、金属アレルギーです。
銀歯に使われているパラジウムやニッケル、クロムなどの金属は、口中の水分に触れることで金属イオンになり、口の中に溶け出します。アレルギーがなければ、金属イオンが溶け出しても特に健康面での心配はありませんが、金属アレルギーのある患者様の場合、銀歯の周辺の皮膚などに炎症が生じ、口内炎や歯肉炎になる可能性があります。また、アレルギーの症状が皮膚のかゆみ、皮膚炎、発疹などの形で全身に出る場合もあり、手や足の裏などに水ほうができることもあります。
金属アレルギーは症状が現れるまでに時間がかかるうえ、身体のどの部分に症状が出るかがわかりません。
このような金属アレルギーの症状が出た場合、アレルギーの原因となっている金属を口の中からすべて取り除く必要があります。

また、金属イオンは、経年とともに歯の付け根周辺に少しずつしみ出していきます。この金属イオンが歯茎に浸透することで歯茎の黒ずみの原因となります。

銀歯が恥ずかしい場合の治療方法
セラミック治療

歯科治療用で使われるセラミックは「高強度セラミックス」と呼ばれ、ステンレス鋼などの金属よりも何倍も硬く、すり減りにくく、酸にも強く、長年使用しても変色しにくいなどの優れた特徴があります。
また、セラミックは単に白いというだけではなく、透明感のある乳白色という、人間の歯に非常に近い色・質感を持っています。また、装着の際には患者様の歯の色に近いセラミックを選び、さらに色目の微調整をすることで、自然の歯とほとんど見分けがつきません。
審美的な意味でいうなら、セラミックにまさる素材は今のところほかにないといえるでしょう。

しかし、セラミックは非常に硬いのですが、金属などに比べるとやや割れやすいという性質を持っています。
このため、前歯などに使う素材としては問題ないのですが、ぐっと噛みしめる力が加わる臼歯のクラウンなどには、セラミックよりもジルコニアが適していると考えられます。
歯科治療用のセラミックを作る際に、このジルコニアを加えることで、通常のセラミックよりも硬度・強度が格段に向上します。
ジルコニアなら、臼歯のクラウンに使っても割れや欠けのリスクは低いものと思われます。

治療方法
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